2011-03-01から1ヶ月間の記事一覧

続倉敷珈琲物語 第51話「送られて来たヒント!」

倉敷の地で最初に珈琲を飲んだのはいったい誰だろう...?それは、どこで...? 岡山では明治3年(1870年)ロイトル・ボードウィンの 通訳「大原利謙」が最初の珈琲飲みだった... 倉敷ゆかりの石坂桑亀が長崎でシーボルトと珈琲を飲んだ であろう年は1823年で…

続倉敷珈琲物語 第50話「シーボルト先生の珈琲販売論」

倉敷ゆかりの「石坂桑亀」は、洋学を学ぶため1823年長崎へ赴き、シーボルトの鳴滝塾の門下生となった。 日本にコーヒーを持ち込んだオランダ人がいた出島なら、そこを訪れた日本人がコーヒーを体験する可能性が高いと言える。 そこで、シーボルトとコーヒー…

続倉敷珈琲物語 第49話「とうとう倉敷まで帰ってきたよ!」

倉敷のクライアント様の思いからスタートした珈琲ロードの旅でした。 書き始めた時にはまさかこんなにも長い旅になろうとは思っていませんでした。 とうとう倉敷まで帰ってきました。もう少しでゴールです。倉敷の珈琲物語は、旅を思い立った喫茶店から始ま…

続倉敷珈琲物語 第48話「岡山メーデー事件 in カッフェー・ブラジル!」

大正11年5月1日岡山で最初の本格的喫茶店「カッフェー・ブラジル」が、その名を全国へ轟かす事件は起こった。 マスコミを通じて全国の人々にその名を知らしめた喫茶店としては、おそらくこの岡山の「カッフェー・ブラジル」が日本で最初ではなかろうか?…

続倉敷珈琲物語 第47話「カッフェー・ブラジル」

「たしか、このあたりだったんじゃが...?」「いいや、もっとこっちのほうじゃったろう〜」「いやいや、ぜったいここじゃった! ちょどこの辺が入口じゃったんじゃ!」こんな、やり取りが聞こえてきそうな、ある1枚の写真をみつけました。『おかやまを語る-…

続倉敷珈琲物語 第46話「岡山ドリルクラブ」

岡山で最初の喫茶店は「広瀬ミルクホール:明治40年」ということがわかった。 しかし、岡山にコーヒーが紹介された明治3年から、37年もの長い間庶民に全く コーヒーが普及しなかったとは思えなかった。 少なくとも、喫茶店としてではなく食堂のような形態で…

続倉敷珈琲物語 第45話「岡山最初の喫茶店...?」

倉敷で最初の喫茶店を探す前に、まず岡山県での最初のエポックメイキング的な喫茶店はどこだったのか調べることにした私は図書館に通いつめ、図書館司書の方々に大変お世話になりながら真相を追い求めました。 - 『カフエー発祥の地 内山下思い出すまま...』…

続倉敷珈琲物語 第44話「大原利鎌か大久保利兼...はたまた大原利謙?」

今日の広島は冬に逆戻りして、今、外では雪がちらついています。 思い出せば、この第44話に関する調査を行ったのは2000年夏、8月の暑い日でした。 そしてこの8月末から日本最初の本格的喫茶店の創始者「鄭永慶」さんを偲んで、シアトルへ取材へ行ったことを…

続倉敷珈琲物語 第43話「岡山一番のコーヒー飲みじゃ!」

岡山には、明治3年にコーヒーを飲んだ人がおるんだ。大原利鎌という老人で池田家事務所に勤めておられたが、若い頃蘭学が達者だったので、東山へできた岡山県医学校の教師に迎えた和蘭人ボードウィンの、通訳を命ぜられたのである。その時分に、宿舎になっ…