続倉敷珈琲物語 「鄭永慶の孫でございます」...思いがけないメールが届いた


倉敷珈琲物語のエピローグを書いたのは、今から10年前の5月でした。

長い長い、2年半にも及ぶコーヒーロードの旅でした。

物語を完成させたとき、この長い旅にお付き合いいただいていた多くの読者の方々から、完成のお祝いメールをいただき、感激したことをよく覚えています。

まったく珈琲のことを知らなかった私も、そこそこ珈琲の文化と歴史について薀蓄を言えるようになりました。

書き上げた後で、心に引っかかっていた鄭永慶先生のお墓探しも成功し、すがすがしい気持ちで書き終えたことを覚えています。

このような物語を書くきっかけを作ってくださった、倉敷の喫茶店ルモンドを経営する株式会社山田興産の山田社長に深く感謝申し上げます。

また、数多くの資料などを提供下さったり、調査にご協力いただいた方々にも、改めて御礼申し上げます。

本当にありがとうございました。




お墓の発見から約2年たった、2002年8月 一通のメールが届いた


「はじめまして 

私は鄭永慶の孫(長男の長男)でございます」



また、新たな旅の予感がした.....